INFINITEの布教をさせてください

平日夜に放送されるNAVER NOWの番組『深夜アイドル』のメインホストがMONSTA XのキヒョンとアイエムからINFINITEのソンギュに交代したのは記憶に新しいが、6月5日に(個人的)特大ニュースが舞い込んできた。

 

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> 6/9(목) 인피니트 데뷔 12주년 심야대집회 <
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意訳:22時だョ!INFINITE全員集合!デビュー12周年おめでと💖

 

興奮のあまりスペースを開きましたが、聴衆は一人しかきませんでした。みんな覚えとけよ。

 

皆さんはINFINITEというケーポップグループをご存知ですか?

(写真左より:ウヒョン、ドンウ、ソンヨル、エル、ホヤ、ソンギュ、ソンジョン)(10年前の雑誌のスキャンデータを未だに持っているわたしを褒めてほしい)

INFINITEは2010年にウリムエンターテインメントからデビューした7人組のグループである。ウリムという事務所に耳馴染みのない方々には、元IZ*ONEのクォン・ウンビとキム・チェウォンが所属している(いた)*1事務所と言えば分かりやすいだろうか。2013年には泣く子も黙るSMエンターテインメント(の厳密には子会社のSM Culture & Contents)に買収のち子会社化されたが、親会社の影響はそこまで及んでおらず、あくまでインディペンデントなレーベルとして存在し続けている。

ケーポップにおいて "カル群舞" という言葉が生まれ、ダンスが揃っていることを美徳とするカルチャーが築き上げられたのは、他でもないINFINITEの努力の賜物だと声高らかに言いたい。それまでは揃っていることより個々人が個性を出したり、曲のコンセプトを消化することに重きが置かれていたところに、まさにカル(刃物)のような切れ味で指先までシンクロしたダンスを明確にグループの武器として掲げ実行したのは、わたしの知る限りではINFINITEが初めて*2だった。いまではダンスは揃っていて当たり前とも言える状況になっているが、当時のインパクトは凄まじかった。ちなみにダンスは揃っていて当たり前ではなく、紛れもなくアイドルたちの努力であり、また揃っていることが絶対的によいわけでもない。

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(動画:ウリムのクソ狭いオンボロ練習室で練習を積むピニ。動画タイトル 'Be Mine Dance.mp4' ってもうちょっとどうにかせえよ)

 

また、失った彼女(あるいは思いを寄せていた女性)への未練を歌う曲で常に活動していたため粘着ドルの異名を取ることになります。執着ドルだっけ……?忘れた……

(注:リンク先はすべて時間指定済み)

デビュー曲 다시 돌아와 タイトルとサビ (ソンギュがなかやまきんに君でそれどころじゃない)

다시 돌아와(また戻ってきて)

Nothing's Over サビ

아직은 끝난게 아니야(まだ終わったんじゃないんだ)

널 보낸 적 없어(きみを手放したことはないよ)

BTD (Before The Dawn) サビ

내 마음만은 집착이 아니야(ぼくの心だけは執着じゃないよ)

Before the dawn… Before the dawn…

널 반드시 꼭 잡아내고 싶어(きみを絶対に捕まえたい)

Destiny 歌い出し

이대로 떠나지마 내 앞에서 마지막(このまま去っていかないで ぼくの前で最後)

가는 뒷모습을 보이지는 마(行く後ろ姿を見せないで)

다신 니 곁에서 떠나지 않을게(二度と君のそばから去っていかないよ)

Back タイトルとサビ

돌아와줘(戻ってきて)

I want you back back back back

back

back back back back back

 

蛇足にはなるが、前述したようウリムがSMの子会社になったことで共同制作の道が拓けたため、2014年にはSHINeeのキーとINFINITEのウヒョンでデュエットを組み、表題曲Deliciousで活動したことがある。

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なぜこのふたりだったのか。それは同じ1991年生まれ同士で既に仲がよかったからという見解が最も有力である。なお、ウリムとSM双方の所属アーティストがユニットとして正式な活動をするのは、このふたりが最初で最後である。

楽しそうでなによりです。

ちなみにDelicious活動期には、ウリムからINFINITEのドンウ、SMからEXOのシウミンがゲスト出演する回があったのだが、なぜこのメンツだったのかは未だに謎に包まれている。暇だった人を集めたんかな。

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さて、概要を掴んでいただいたところで、まずはわたしがケーポップ史上いちばんいいカムバと10年間言い続けている2012年5月17日放送分Mcountdownの추격자 (The Chaser)のカムバステージをご覧ください。なお、2022年6月9日現在もこの記録は破られていません(当社比)。

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イントロのINFINITIZEとともに謎の繭の中から登場するINFINITEの皆さん。曲の高揚感に合わせてアドレナリンがドバドバ出るのを感じます。

𝑰𝑵𝑭𝑰𝑵𝑰𝑻𝑬──────

(キマった……)

誰もがそう思ったことでしょう。振り返った瞬間に映し出されるメンバーの後ろ姿。

ところが、絶対的センターであり絶対的顔であるミョンスが背中に屏風を背負っていたのです。

(画像:背中に屏風を背負うミョンス)

 

あのバカ興奮するイントロから誰が想像できた?背中に?屏風を?

 

我々の興奮を返してほしい。

あとこの時期のソンギュ、和田アキ子み(和田アキ子み)がすごい。

2:42〜からのソンジョンがセンターに出てくるところ10年経ったいま見返しても毎回泣いちゃう。わたしはタシマンの大サビでソヒョンがセンターに走って出てくるところも同様の理由で毎回泣いてしまうのですが、ここぞという場面でマンネがセンターを任される瞬間って胸がいっぱいになりません?わたしだけ?

ソンジョンと言えば、ピニのマンネのソンジョンはミニョクと同じ93ラインなんですよ……

ワンチャン、ミニョクとソンジョンのツーショないかなってインターネットの海をさまよっているのですが、まだ見つかっていないのでお持ちの方はDMしてください。

 

わたしがピニの誰ペンだったか言いそびれていました。そう、ケーポップ史上最も歌割りの少ないアイドルことイ・ソンヨルの話をしなければなりません。

わたしの愛する歯茎ドルの一人……かわいい……

4月にTwitterスペースにて開講した「ミニョク概論」のレジュメでも、笑うと歯茎が見える人がすきと書いたのですが、その際にはレイアウトの都合上ソンヨルを入れられなかったことを懺悔します。

また、Golden Childのリーダーであるデヨルの兄。ちなみにデヨルはまだちんちくりんの子どもだった頃にピニのバラエティ番組で自宅突撃された際に顔出し出演している。

 

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(動画:ソンヨルとソンジョンによる世界一凶暴なTroublemakerカバー)

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(動画:ソンヨル、ミョンス、ソンジョンによる世界一かわいいOrange CaramelのBangkok Cityカバー)(わたしはアフスクでリジペンだったのでソンヨルがリジのパートを担当していて個人的に爆発しました)(5億年ぶりに見返したらソンヨルかわいすぎて無理)

 

それゆけ!ソンヨルの歌割り歴史!(注:リンク先はすべて時間指定済み)

  • 다시 돌아와(デビュー曲):モリガアッパ
  • Nothing's Over:歌割りがなさすぎてかわいそうなので救済措置としてMVで主演を飾る
  • BTD (Before The Dawn):𝒘𝒉𝒚...𝒘𝒉𝒚...
  • Hysterie:プラナゴ プラナジ(B面だったため音楽番組ではワンハーフでしか披露されず、2番Bメロのソンヨルのプラナゴ プラナジは全カットという悲劇)

 

あと、わたしの心を掴んで離さないピニとモネクの最大の共通点。

そう、歌えるラッパーが二人いる。

  • INFINITE:ドンウ、ホヤ
  • MONSTA X:ジュホン、アイエム

のことです。やっぱり歌えるラッパーは最 𝒕𝒐 𝒕𝒉𝒆 高です。

DA・YO・NE〜〜〜〜〜

ちなみに冒頭で貼ったDestinyのカムバステージのことです。

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ごにょごにょごにょ……と、ここまで約8時間、ピニのよさ(?)について講義を行なってきましたが理解できましたか?
終業後3時間で勢いだけで書きました。ここまで読んでくださってありがとうございます。わたしは深夜アイドルをリアルタイムで見れない可能性があるので、皆さんピニをどうか見届けてください。

この記事で少しでもピニに興味を持ってくださった方がいたら、わたしの「ピニはいいぞ」Spotifyプレイリストもぜひ聴いてください。

open.spotify.com

 

と、いうわけでここはひとつ、INFINITEMONSTA Xをよろしくお願いします。

*1:クォン・ウンビは現在もウリムに所属しているが、キム・チェウォンは知っての通りIZ*ONE活動終了後Hybeへ移籍しLE SSERAFIMとして再デビューした

*2:同年にデビューしたTEENTOPというグループもケーポップにおけるダンスのレベルを大幅に押し上げた功労者であることも言及しておきたい