海外転職への珍道中 2021(移住準備編)

このシリーズ、まだまだ続きます。今回は移住準備編。

 

まずは公的手続きの話。引っ越しにあたって一番めんどくさくてやりたくないことですね。何もわくわくしないし……

🚪海外転出届

結果的にわたしは海外転出届を出しました。なぜなら無意味な税金を払いたくないから。そして日本へ戻るつもりがいまのところないから。

海外転出届を出すメリット/デメリット

  • 国民健康保険国民年金、住民税等の各種届出が別途、必要になる場合あり
  • 現住所の住民票は除票
  • マイナンバーは失効
  • 国民健康保険は強制的に抹消
  • 海外転出届を出すメリットは住民税や国民年金国民健康保険を支払う義務が免除になること。具体的に言うと、国民年金は任意で加入できる
  • 海外保険に入っていれば国民健康保険を使う必要はなくなるが、一時帰国時に医療を受けると全額負担となる。一時帰国時に日本の病院を使いたい場合は提出しない方がいい

ちなみに国民健康保険は一時帰国の際、一旦転入届を提出して滞在期間だけ親の扶養に入り、出国時にまた転出届を提出することで利用可能らしいです!(自治体にもよるので要確認)転入した時に年金を払わなきゃいけないので注意。

また、1月1日に日本にいると住民税を払わされるが、12月31日までに日本を出ておくと海外居住者扱いになって払わなくていいという謎ルールあり。1月に転出届を出すと住民税で10万円くらい取られるらしい……
国保の基準日は月末。節約したい場合は月初に住民票を入れる方がいい。また、月末を待たずに出国した場合その月は支払わなくていいはず。

👵年金

厚生年金や共済年金に加入中であれば何らかの手続きをする必要はなし。ただし、国民年金に加入中の場合は以下の2通りの選択肢からいずれかを選ぶ必要あり。わたしは国民年金を納めないことにした。

  1. 国民年金を納めない
    国内に住所がなくなり国民年金へ任意加入しない場合、赴任期間中は「合算対象期間」となり、老齢基礎年金の受給資格期間になる。しかしその期間は年金額の対象にならず、将来受給できる年金額が減る
  2.  国民年金を任意継続
    海外赴任する前に市区町村の窓口で任意加入の手続きが行えます。渡航先転居後でも、日本国内に代行を頼める人がいれば日本で最後に住んでいた住所の管轄年金事務所か、市区町村の窓口で手続きを行える。将来受給できる年金額は減らない
    障害を負った場合に受給できる障害年金の額にも影響する可能性があるため、可能なら任意継続を選択しておくことがおすすめ

ちなみにイギリスは日本と社会保障協定を結んでいるそうです。
イギリスは日本の年金機構の協定相手国に指定されているので、イギリスでの年金にあたるものを支払っていれば、その支払期間を日本の年金の支払期間に算入させることができる。つまり、どちらかの国で払っておけばどちらの国でも受け取れる。

💸税金

一番理解するのが大変だった税金周り。わたしは住民税も所得税も納税管理人(わたしが出国後に今年の分を納税してもらう代理人)を母に頼みました。住民税は区役所、所得税は税務署と、それぞれ納税管理人の申請先が異なるので要注意。

住民税

住民税は「前年の1年間の所得」に対して課税。海外転出しても、出国する年の住民税は納める必要あり。住民税の年度は6月始まりで、納税通知書は6月に送られてきて、通常は4期分の納付書がある。わたしは出国前に納付書は届いていたので納付書を用いて普通にコンビニで支払いました。2022年の住民税(2021年分の課税)は、納税管理人である母にやってもらうことになります。

  • 納付書がある場合:第1〜4期分までを、出国前に納付書で支払う
  • 納付書がない場合:役所の市民税、都民税課に問い合わせる

所得税

お住まいの管轄の税務署に申請書を提出して、納税管理人を設定します。わたしは日本の会社の源泉徴収票を受け取る前に出国してしまい、準確定申告を行えなかったため、納税管理人である母に2022年2月に確定申告をしてもらいます。

⚠️出国する年に退職した場合、年末調整を行っていないため、環付金を受け取れる!!
FYI 退職所得の選択課税による還付

🚘運転免許証

出国前にどちらかの手続きが必要。わたしはちょうど2022年1月が更新時期だったため、期間前更新を行いました。パスポートなど、更新期間中に海外に出国するため手続ができないことを証明するものを持参します。多分ビザ発行後にパスポート持ってくのが確実。

  • 帰国したときに更新手続きをしやすい場所=実家などに変更
  • 期間前更新

手数料
3,000円(更新手数料2,500円、講習手数料500円)

運転免許更新センター
〒163-8001 新宿区西新宿2丁目8番1号 都庁第二本庁舎2階
🚉都営新宿線新宿駅 [7] @8分
平日:8:30〜16:00
土日祝、年末年始(12月29日から1月3日まで)はお休み

💰銀行

銀行口座はほとんどの銀行が日本に住所がない人に対するサービスはない。ゆうちょだけは委任状を出せば(自分の口座を管理してくれる人を設定すれば)海外に住所がある人も自分名義の口座を維持できる……が、わたしは面倒でやらなかったです。グレーのままみずほとゆうちょの口座を維持しています。

https://www.jp-bank.japanpost.jp/tetuzuki/ininjo/tzk_inj_index.html

 

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さて、ここからは実際の移住(引っ越し)の準備についてです。超個人的な経験によるものです。

📄解約関連

  • 退職届を出す
  • 家の退去依頼を出す
  • 家財保険の解約
  • スマホ
  • 家のインターネットプロバイダ
  • 電気
  • 水道
  • ガス (家と一緒に自動解約)
  • 各種サブスクサービス(NetflixSpotifyくらいなのですが結局日本のままです…)

🦷生活と物

  • 書類のコピーとデータ化(パソコンに保存するだけでなく、外付けハードディスクやUSBなどの取り外し可能な保存デバイスにも複製しておく)
  • MacBookiPhoneのバックアップ
  • 粗大ゴミの申請(びっくりするくらい埋まっていて、一ヶ月以上前に申請しました!!)
  • 歯医者に検診に行く
  • 郵便転送サービスの申し込み(現住所から実家へ)
  • 各種郵便物の住所変更
  • コンタクトと薬のストック買う

📱電話番号

出国前にイギリスの電話番号を取得しておく。なぜなら出国時のPassenger Locator Formに記入欄があるため。わたしはGiffgaffSIMカードを注文しました。IDPWが発行されるため、使用容量をチェックしたり、減ってきたらサイトにログインしてトップアップできます。Giffgaff以外だとThreeもあります。

💳お金とカード

最悪、最初の現地給料が振り込まれるまで、日本のクレジットカードを使って生活してもいいが、都度両替手数料を取られる……ので最低限二つ取得するといいものを挙げます。

ちなみにこれらのアカウント登録と各種設定は、絶対に出国後にやってください!!日本で作っちゃうと面倒なことになります!!(わたしがそうだった)

 

Wise (ex. TransferWise)

⚠️Wiseだけは日本にいる間に全ての設定とカード発行まで済ませておくといいです。
Wiseはレートがいいため大きな金額の送金に向いているのと、送金手数料も他社に比べて安い。事前にWiseで日本の銀行口座から、まとまったお金を海外送金(JPY ⇨ GBP)しておくと、出国後はWiseのデビットカードを使って、直接現地通過で支払いができる。

 

Revolut

Revolutは手数料がかからない割にレートがいいが、週末は変動あり。

で、わたしはRevolutを中途半端に日本でアカウント作成したまま出国して大変なことになりました…… 結果的にイギリスで使用できない捨てアカウントになってしまいました…… Apple Payにも追加できないしポンドも追加できない謎の事象に悩まされてもう考えるのを諦めました。そのうちアカウントも閉じて物理カードも破棄します。


Monzo

Revolutが死んだわたしの救世主はこのMonzoちゃんでした。神!!!!これだけはイギリスにきてからアカウント登録と設定を行ないました。こっちの知り合いに住所を借りて、物理カードも彼の家に届けてもらって無事ゲット……知り合いもMajiでありがとう……

Monzoは日常的に使えるデビットカードでもありオンライン銀行口座でもあるので、口座番号が付与されます。給料も一旦ここに振り込んでもらうことにしました。アパートに入居後したら、物理銀行の口座も開設しようと思っています。(これを書いている現在まだ入居できてない)

現在わたしは日本の銀行口座からWiseにプールしておいたお金をMonzoに入れて使っています。イギリスは現金が使えないお店が多いので、Monzoの物理カードとApple Payがあるのが本当に本当に助かっています。電車やバスなどの交通機関もこれで払えます(有名なOysterカードもあるけど)。

 

次回は出国編です。